入社以来、ほぼ一貫してイベントプロデュース領域を担当しています。最初はサッカー中心でしたが、その後、野球・ラグビーを中心に担当してきました。日本中が注目するようなスケールのイベントをプロデュースできるのは、大きなやりがいがありましたし、当社で働く魅力のひとつだと思います。 現場のプロデューサーを経て、現在は部をマネジメントする立場となりましたが、入社するまで資格試験を目指しつつ、大学の研究室に籍を置いていたので、20台後半でインターンとして入社するまで、実は社会人としてのイロハもわからない状態でした。そのような状態から、がむしゃらに業務を担当していったのですが、20代後半にもなって名刺の渡し方もわからないような自分にていねいに教えてくれる先輩がいましたし、当社が多少の失敗には目をつぶって仕事を任せてくれる社風でしたので、少しずつ仕事を覚え、少しずつ任される範囲を広げて、ここまで成長することができたと思っています。
イベントプロデュースの仕事は、自分のアイデアを、机上の空論ではなく、運営、演出、プロモーションなどに落とし込み、ひとつの大きな事業として成立させなければなりません。事業の推進には非常に多くのスタッフが関わるので、小さなひとつひとつの仕事を大切にして信頼関係を作っていくことで、どんどん実現できることが増えていきます。そして、仲間の輪が広がると、発想が広がります。自分の担当するイベントに自分が発想したオリジナルな付加価値を付け、世の中のリアルな反応を感じとれることが、イベントプロデュース業務の醍醐味です。自分が好きなこと、楽しいと思えることを活かして仕事ができるなんて、とても恵まれた環境ですよね。
私が入社してからもスポーツビジネスの市場はどんどん拡大し、担当するイベントの規模も大きくなってきましたが、そんな大きな事業を推進できるのは、幅広いネットワークがある博報堂DYグループだからこそ。マーケティング、クリエイティブ、プロモーション、PR戦略、メディアプラニングなど多くの専門部署がグループ内にはありますし、当社内にもスポーツに関わるさまざまな専門的な知識を持った社員がいます。グループ全体のリソースを活かせば、実現できることは無限大で、不可能な事業はないと感じています。 とはいえ、入社時に専門的な経験や知見が必要なわけではありません。当社には、さまざまなバックグラウンドを持つ社員がいますが、スポーツやマーケティングに直接関係がない経験も、活かせる場面は多々あります。私が担当しているイベントプロデュース領域でも、観戦できない人にどうアプローチするか、もっと観戦意向を高めるための方策はどのようなものがあるかなど、時間も空間も広く使って、新しい視点・アイデアを掛け合わせることが必要です。新たな施策を生み出すには、新たな視点が必要で、だからこそ、どんな経験も活かすことができますし、どんな人にもチャンスはあります。門戸は広く開かれているので、ぜひ当社の扉をノックしてください。